過去帳の話

2014年09月24日

昨日過去帳のことを書きましたが、どこのお寺にも江戸時代から続く


過去帳が残っているわけではありません。やはり、長い年月の間には


本堂が火災に遭い全焼したりして、過去帳が失われるケースは多いです。


また、住職がいない無住の時代が続くと、過去帳の管理がずさんになって


いる場合もあります。今、檀家が多くて立派なお寺でも、いろんな時代を


通ってきているのです。


お寺で大事なものは、過去帳と本尊さまです。本堂が火事になったらまず


本尊さまと過去帳をかかえて逃げなければならないと、教えられています。


檀家さんの家にも過去帳がある場合もあります。その家が江戸時代から


続いて何代も続いている家は、先祖も当然多くなり、位牌に書ききれなく


なります。そういったときには、過去帳に古い先祖は書きうつし、位牌には


最近亡くなった先祖を書いております。




タグ :過去帳

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