学校の体罰問題が昨今話題になっています。相手に対するしかり方や言葉は
よく注意しないといけません。
だいぶ前ですが朝日新聞にこんな話がのっていました。
寒風も温めるやさしい言葉
高松市に住む仲田由起子さんは、会社の忘年会に20分も遅れてしまった。
案の定、社長の挨拶が始まっていた。バツの悪い思いで、こそこそと下座に
坐った。宴も半ば座がにぎわってきた頃「仲田君、ちょっと来なさい」と社長が
私を呼びつけた。ハッと恐れをなして近寄ると「遅刻するとは何事ぞ」と、大き
なかみなり。すっかり恐縮して、消え入りそうな気持ちになったが、その後
「あなたがいなくて、とっても寂しかったぞ」と付け加えられた。
8時すぎ、宴もお開きになり寒風吹きすさぶ外に出たが、風が実にさわやかだった。
こんなにすばらしい言葉があっただろうか。「あなたがいなくて、とても寂しかった」
魔法の言葉だ。今日から主人に、子どもに、姑に、同僚に心を込めてこの言葉を
言い続けよう。