賢者は非難と賞賛とに動じない

2014年06月17日

ワールドカップの結果について評論家はいろいろ評します。どの選手も勝利のために


いっしょうけんめいプレイしました。日本の選手も相手のコートジボワールの選手も。


勝負ですから結果がすべてかもしれません。そのプレッシャーは大変ですね。


選手、監督はまわりの声に惑わされずに次の試合の作戦を考えています。勝利する


ための作戦、机上ではありますが、選手にその作戦を徹底させたチームが勝利を


手にするのでしょう。ワールドカップのような国と国の試合ばかりではなく、私たちは、


日常とかく人のうわさをしたがるものです。人のうわさばかりを気にして何もできない


という人もいます。


お釈迦様は、法句経の中でこう言っています。


アツラよ、こは、古より言うところ    今に始まるにあらず


ひとは黙して座するをそしり      多く語るをそしり


また、少し語るをそしる


およそこの世にそしりをうけざるはなし


私たちの普段の生活で、こちら側でほめているその同じことが、あちら側からは


けなす材料になっているのが、われわれ凡夫の世界の姿です。


そんな無責任な周囲の目に、自分の行動の基準をおかないで、自分を信じて


おのれを慎んで生きなさいということを、お釈迦様は説いています。


法句経には続いて


ひとかかえほどの岩石     風にゆらぐことなし


かくのごとく心あるものは   そしりとほまれとの中に  心動くことなし




タグ :法句経

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