前中郡小学校校長小粥義雄氏のお話に心を打たれました。

2017年09月27日




今日は民生委員児童委員の第2回障害福祉部会の研修会でした。

講師はNPO法人すまいるの小粥義雄氏です。小粥義雄氏は、2年前


まで中郡小学校の校長先生でした。退職後NPO法人すまいるを立ち


上げ、発達障害を持つ子供たちを支える活動をしています。


今日の講演のお話ですが、冒頭の話が感動しました。


先生が見た動画の話です。海外の動画でした。目の不自由な女性が


街頭で、通りゆく人からお金を恵んでもらおうとたたずんでいました。


そこへ通りがけの人にお願いして、段ボールに言葉を書いてください


とお願いします。通りがかりの人は、「目の不自由な人にお恵みを」


と書きました。しばらくして、その女性の前を通りがかかった人が、


行きすぎてからまた戻ってきました。そして、マジックで段ボールに


なにやら書いて行きました。すると、その女性の前を通る人が、自分


の持っている小銭を空き缶に投げ入れていきます。ほとんどの人が


寄付をして通って行きました。目の不自由な女性は、後から書いた


言葉が気になります。そして、目の前に来た人に尋ねました。「何と


書いてあるのですか。読んでくださいませんか。」と。


そこには「今日はいい天気です。でも私には見えません。」と書いて


ありました。相手の立場に立って考えなさいと、言いますがなかなか


気づかないものです。今日はいい天気です。この言葉が相手の心


に寄り添った言葉ですね。


道元禅師も「愛語よく回天の力あることを学すべきなり」と言ってお


られます。



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