「天知る地知る子知る我知る」十八史略の言葉です。
2020年05月06日

中国の書物に十八史略という本があります。その中に
「天知る 地知る 子知る 我知る」という言葉があります。
中国の後漢時代、揚振が郡の長官に任命されて赴任す
ることとなった。王密という人が面会に来て、世話になった
お礼にと「金十斤」を揚振に渡そうとした。「こんな事される
理由はない。」と言って断った。「いいではないですか。
夜中で誰も見ていませんから、黙っていればわかりません
から」と王蜜は言った。揚振は、王蜜に諭すように「天知る
地知る子(君)知る我知る」と言った。これを聞いて王蜜は
退散した。
どの時代も甘い言葉で誘惑してくる人がいます。コロナ
ウィルスで大変な時でも、マスクをネタに詐欺まがいが
横行したり、政府でさえもマスクをどこに発注したか
隠そうとしたりする。何とも情けない話です。