今月の床の間には、臨済寺老師倉内松堂老師の墨跡を掛けました。
2020年06月04日

今月の床の間には、前臨済寺老師倉内松堂老師の
墨跡を掛けました。「独坐大雄峰」(どくざだいゆうほう)
と読みます。

この言葉の由来は、碧巌録という禅書に出てくる言葉
です。
僧 百丈に問う「如何なるか是れ奇特の事」
丈曰く「独坐大雄峰」。
百丈というのは、江西省南昌府の大雄山に住した懐海
和尚のことです。この百丈禅師にある僧が「この世の中で
何が一番ありがたいことですか」と質問しました。すると
百丈禅師が答えました。「独坐大雄峰」と。
百丈がこの大雄山でこうして独り坐っていることさ。