南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と毎日お仏壇の前でお唱えしていますか。
2023年04月15日

仏さまを拝むときに「南無阿弥陀仏」と口ずさみます。
この南無という言葉は、サンスクリット語のナーム
から転じて、南無と漢字にあてました。ナームの
意味は、帰依しますということです。
「南無阿弥陀仏」は、阿弥陀仏に帰依します。
ということです。阿弥陀様に自分のすべてをおま
かせするのが、南無阿弥陀仏です。
すべてをお任せするということは、無心になる
ということ、はからいをすてることです。無心の
南無阿弥陀仏を唱えることができるか。
昔、念仏を毎日あげていたおばあさんが亡く
なって閻魔大王の前に座らされた時、閻魔
さまにむかって、おああさんは、「私は、毎日
毎日南無阿弥陀仏と唱えてきました。どうぞ
極楽へお願いします。」と。閻魔様は「どれ
どれといって、浄玻璃の鏡を見ると、一つだけ
南無阿弥陀仏が見えた。その南無阿弥陀仏
は、おばあさんが、雷が鳴ったときに驚いて
腰を抜かせながら言った「南無阿弥陀仏」
でした。
という話があります。
いかに無心の南無阿弥陀仏が難しいか
わかりますね。