聖観世音菩薩
2012年01月29日
聖観世音菩薩は数多い観音さまの中でもっとも基本的な観音さまです。蔵泉院の聖観音さまは
立像ですが、坐像の聖観音さまももちろんあります。
聖観音さまは、頭にかんむりをのせ、首には瓔珞という首飾りをし、手には腕輪、腰には腰衣
を着けています。柔和なお顔とこうした飾り物を着けていらっしゃるので、観音さまは女性の
ように思われますが、観音さまは仏教の中では歴史的な実存者ではありませんから、性を超越
した存在であります。
そして、右手に蓮の花をもち、左手に経巻を持っています。蓮の花は、泥の沼に生じても、そ
の花はけっしてけがれないところから、「ほとけのこころ」を象徴する 花として尊ばれてい
ます。観音さまを拝む人々に「こころの花」を開かせたいという観音さまの願いがこめられて
います。
Posted by zento at 21:34│Comments(0)
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