石畳工事の監督さん、栽松軒さんからのお手紙です。

2014年06月04日

栽松軒の渡辺さんからお手紙がきました。石畳についての説明です。


人工の切石のみで仕上げた石畳は、真、行、草のうち、真の石畳と


なります。大徳寺は、切石と鴨川石を使っていますので、行の石畳です。


妙心寺の大部分は、切石のみの、真の石畳です。


裏千家の兜門から玄関までは、草の石畳となります。


石畳の石の配置で注意するところは、石の大きさで、大、中、小、中、大と


しかも、のこぎりの刃のようにならぬよう、大波小波のリズムと、


目地が十文字にならぬよう、「品」字になること。


同じパターンが頻出しないことです。


切った石を無駄にしないで利用していく、そこに禅寺の匂いがします。


京都の禅寺を歩くと、いかに物を大事に使っているかがしのばれます。



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