正覚No.113

2011年09月30日

去る六月二十五日で私も六十歳になりました。檀家の皆さんはきっと驚かれたことと思います。この誕生日にちょっとしたサプライズがありました。

娘の寛子と息子の文明が私に内緒で舘山寺の旅館を予約して誕生日と還暦のお祝いを計画していました。何も知らない私は舘山寺で女房とごはんを食べるのかと車に乗って出かけました。旅館につくと女房のおばさんの家族も一緒で大勢で還暦を祝っていただきました。自分の子供たちに感謝、感謝のひとときでした。

 住職になって二十八年が経ちました。少しは住職として成長していると思いますがどうですか。

 振り返ってみますと若さに任せていろいろ行事を増やしてきたなあと思います。こくうぞうまつりもすっかり定着しました。檀家の皆さんの協力に感謝します。檀家の方は、こくうぞうまつりの役がまわってきます。最初は大変に思いますが、二年三年と役をやっていると違う地域の檀家の方と知り合いになったりして、横のつながりができるきっかけになっていると思います。

 お寺でこんさあとも二十三年も続いています。静岡県下をさがしてもこれほど長く続いているお寺はないでしょう。お寺とクラシック音楽はぴったりあいます。とてもいい雰囲気です。一度お寺に来た人はまた来たいと必ず思います。音楽の魅力もさることながらお寺のもつ霊力がそう感じさせると思います。

 御詠歌も二十五年ほどになります。最初からの会員さんのほとんどが高齢になったり、なくなられていますが、今年五人の新人さんが参加されまして二十人をこえる会員さんが張り切って練習しています。

 写経も十四年ほどになりますか。檀家の皆さん、月に一回ですが本堂で心静かに般若心経を写経する。そんな時間を持っていただきたいと思います。

 蔵泉院寄席も十年をこえ定着しつつあります。鯉昇さんの見事なはなしっぷりにお客さんは笑いっぱなしです。楽しいひとときです。ぜひ生の落語を味わってください。

 春と秋の旅行も二十五年を過ぎました。日帰り旅行では行くところを探すのが大変です。でも参加したひとが喜んでくださると、次はどこにしようかと考えます。普通のバス旅行とは少し違った旅を提供していますのでぜひご参加ください。


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Posted by zento at 09:54Comments(0)寺報『正覚』