浜松市東区のお寺、蔵泉院です。畳に座ってお話ししたり、コンサートを楽しんだり、写経で心を落ち着けたり･･･そんな「蔵泉院ライフ」を提案します。

五月の写経は、２日（日）午前８時３０分からです。


筆ペンと納経料五百円が必要です。どなたでも


参加できます。当日直接本堂へお上がりください。


五月のお寺deヨガは、１２日（水）午後７時３０分


からと１９日（水）午後７時３０分からです。参加


費は千円です。お間違えのないようご参加下さい。
  

今日は一日雨の日で、お昼頃豪雨のような雨が降り


ました。こくうぞうまつりでしたが、本堂内でのご祈祷


なので、雨が降っても心配ありませんでした。


ひざが悪いので正座ができません。ご祈祷導師として


務めたのですが、正座ができないので椅子に腰掛け


て行わせていただきました。準備から片付けまで、


無事に終わって一安心です。世話人さんも総代さんの


指示に従って予定よりも早く終わることができました。


みなさんお疲れ様でした。打ち上げができないのが


心残りです。
  

明日は蔵泉院の行事で一番にぎやかな「こくうぞうまつり」


ですが、コロナウィルスの感染が収まらないので、模擬店


や、子どもたちのためのゲームコーナーも中止せざるを得


ない状況で、本堂でのダルマ祈祷と大般若祈祷だけを


行います。和尚さんたちと総代、世話人さんのみの出席


で行います。緊急事態宣言も大都市に出ています。明日


からのゴールデンウィークも外出先を考えて行動しましょう。
  

金貨（こがね）の雨を浴びるとも


諸欲には飽くこともなし


されば


少分（わずか）なりとも


諸欲を味わうは


くるしみなりと


賢者（かしこきひと）は知れるなり　法句経


仏教では欲を、財欲、色欲、食欲、名誉欲、


睡眠欲の五つに分け、五欲といいます。


このうち色欲、食欲、睡眠欲の三つは人間


だけでなく、すべての生き物に授かったもの


であります。また、この三欲は、食べ物も腹


一杯になれば、それ以上欲しくないように


足ることを知る欲でもあります。ただ、財欲


名誉欲は、人間だけにあり、足ることを知ら


ない欲であり、手に持つほどに、もっと欲しい


もっと欲しいとエスカレートされてゆく欲である。





知るものであり、  

蔵泉院の池のスイレンが咲き出しました。経典に


「その国には、さまざまな色の蓮の花が咲き匂い


花ごとに、はかりしれない花びらがあり、花びら


ごとにその色の光が輝き、光は、それぞれに


仏の智慧の教えを説いて、聞く人々を仏の道に


安らわせている。」とあります。





この泥があればこそ咲く白蓮華


苦しみがあるから楽しみがある。悲しみがある


から喜びがある。その楽しみと喜びが、蓮の


花が放つ光である。


  

今日は法事の後、少人数で会食をしました。コロナ禍で法事後


の食事はほとんどなくなりました。久しぶりに家族の方がたと


ゆっくり話をすることができました。これが大事だと思いますが


コロナ禍では、無理も言えません。お叱りを受けるかもしれませ


ん。東京や関西では緊急事態宣言が明日からでます。感染者


を減らすには仕方がありませんが、もう少し違った方法があると


思うのですが、政府は動きませんね。  

定年後の生きがいを何に求めるかが問われています。


趣味に見いだすか、地域の為のことに見いだすか、


家族や親戚のためになどいろいろあるが、自分で決め


たことが、人のためになることが一番やりがいがあり、


人からもほめられることになる。


生きがいは希望であり、人間としての足跡です。生きが


いをもて行うことでいろいろな人との関わりができて


それがまた、人生を送る楽しみとなる。まわりを見渡して


ください。結構まわりにいっぱい生きがいがころがって


いると思います。
  

今マスクをしないで外を歩くことは気がひけます。外出時に


マスクを忘れてマスクを取りに戻ることがよくあります。


ニュースを見ていて、中国ではもうマスクをしなくても大丈


夫といいいます。ワクチンを打てばマスクをしない生活が


戻ってくるようです。しかし、肝心のワクチンが日本に


入ってこないのです。今更何を言っても愚痴になります


が、オリンピックを延期したと決めた時に、ワクチンを


できるだけ早く打てるように考えなかったのかなあと


思います。残念ですが、ワクチンが私たちにまで


回ってくるのは６月以降のようです。
  

今日、お葬式が終わって火葬場で火葬が終わるのを待って


いるときに、喪主の弟さんと話をしていて、これから映像に


しろＳＮＳがどう変わっていくのか教えていただきました。


具体的にこう変わっていくということは、わからないけど


インスタもどんどん変化していくし、若い世代のニーズも


どんどん変化していくということを聞いて、ちょっとヒント


をもらったかなと思いました。ブログも変化していくん


でしょうね。諸行無常とはまさにこのことです。
  

昨日、京都大徳寺塔頭聚光院の前住職小野澤寛海師の


津葬儀がありました。出席を予定していましたが、コロナ


ウィルス蔓延防止の適用が京都市にもありましたので


出席を急遽やめることにしました。お弟子さんたちや


和尚さん方、三千家の家元をはじめ多くの関係者が


参加し、密になることがわかっていたので。


寛海和尚様には息子の文明が８歳の折得度する


ときに、戒師をしていただきました。それだけではなく、


ずいぶんお世話になりました。

  

四月は人事異動の季節です。民生委員児童委員の定例会には


関係機関の方々が出席し、依頼する事項の報告をされます。


今月は、異動で東区へ来た方が新任の挨拶に定例会に来られ


ました。張り切ってがんばりますという心構えが、挨拶された


言葉から伝わってきました。


民生委員児童委員だけではなく、いろんな機関の方々の


おかげで地域福祉が成り立っているのです。高齢化社会


にあって、問題を抱えている人に対し、いろんな機関の人


が智慧を出し、その人のためを思って解決の道を考えて


います。ありがたいです。  

仏壇にお花をあげると思いますが、そのあげ方ですが


見た目にきれいな面を作って、それを仏さまの方では


なく、自分の方に向けてお供えします。仏様にお供え


するのにどうしてでしょうか。


お花をあげるということは、花を通して自分の心を仏さ


まに捧げるのです。仏さまの美しい御心を、その花に


よって味わわさせていただくためです。


お花の向こうに仏さまがいらっしゃる。その仏さまと


お花が一つになったとき、花の美しさは十倍にも二十倍


にもなって私たちの心に映り帰ってくるのです。


仏さまも無心、花も無心、拝む心も無心になったとき、


花即仏心、仏心即花となって何十倍もの美しさが


現れるのです。

  

今日は、１０４歳のおばあちゃんの通夜に行ってきました。


今百歳をこえて亡くなられても珍しくなくなりました。それ


だけ長生きの時代になったということですか。


このおばあちゃんも１０１歳まで元気でひとり暮らしを


されていました。長生きの秘訣は何ですかと聞くと、感謝


感謝ですと答えてくれました。感謝の心を持って、人に


接していく、それが長生きに通じます。人からも好かれた


大往生のおばちゃんです
  

比叡山延暦寺を開かれた伝教大師最澄の言葉に


「忘己利他」の教えがあります。


悪事を己に迎え、好事を他に与え


己を忘れて他を利するは、慈悲の極みなり



悪事というのは、悪いことではなくて、やりにくいこと


手間のかかることなど簡単にしにくい仕事ということ。


好事というのは、やりやすい仕事、苦労のいらぬ仕事、


誰でもできる、しやすいことをいいます。


しやすい仕事を他の人にまわし、苦労のいる仕事を


進んで引き受ける、そういった心がけをもって毎日を


過ごす人は、仏さまと同じはたらきをする人で、仏教


では、菩薩といいます。  

医療センターのコロナ感染もひとまず収束し、浜松市は


小康状態が続いています。１２日から東京都や京都、


沖縄で蔓延防止重点措置が適用されます。しかし、


どんな風に変わるのかはっきりした対策方法がわか


りません。感染源がどこにあるのかを調査しなければ


と、誰もが思うと思いますが、その対策は打てない


のが現状です。蔓延防止と銘打って、場所をしぼって


感染源の大規模調査を行うことができないもので


しょうか。大阪や東京など蔓延防止重点措置を適用


された所については、もう少しＰＣＲ検査などの一斉


検査をしていただき、変異株についての調査などの


実際の流行について情報をつかんで欲しいと思い


ます。
  

今日はお釈迦様の誕生日です。ネパールのルンビニーと


いうところでお生まれになりました。お寺では、花御堂に


お釈迦様の小さな像を祀り、甘茶をかけてお参りします。


お釈迦様は、この世の中を花の世界のように美しく、清


らかな、香り豊かな住みよい社会にしたいという理想を


持っています。


甘茶をかけるのは、お釈迦様の誕生を祝って天から


甘露の雨が降り注いだという故事からきています。


花園流ご詠歌の御誕生和讃には、


卯月八日の朝まだき　　花咲き匂うルンビニの


園に降誕ましませり　　その時不思議御空より


甘露の雨を降らしつつ　玉の御肌にひたそそぐ


沐浴すでにこと済めば　四方に七足ゆき給い


天と地とを指さして　　この世の生ける者皆の


高き心を述べたもう　


とあります。　
  

今日は小学校の入学式でした。司会の先生が、「ピッカピッカの


１年生が入場します。拍手でお迎え下さい。」


と言いました。今でもピッカピッカの１年生を使うんだと感心し


ながら拍手を送りました。


中郡小学校は、今年１１７名の１年生が入学しました。親に


してみると、不安でいっぱいの入学だと思います。明日から


独りで学校に行けるか、学校で仲良しの友達ができるか


なとか、心配の種は尽きません。そんな心配しながらの


時が自分もあったんだなと思い出しながら、入学式を


観ておりました。

  

今日は積志地区社協の会計監査がありました。社協の


会計を担当しているので監査が終わると一段落です。


総会に向けて、今年度決算報告と来年度予算書を提出


します。コロナウィルスの影響で事業が縮小した結果、


来年度への繰越金が前年の２倍になってしまいました。


事業のやり方を考えて、コロナ対策をしながら事業が


できるよう工夫が必要になります。よその社協はどうし


ているのか教えてほしいです。  

江戸時代の高僧、盤珪禅師について、ある目の不自由な


方がこんな話をしております。


「どなたのお話を承っていましても、裏と表が背中合わせを


しております。たとえばでございます。お前は目が見えず


気の毒だとおっしゃってくださる。そうおっしゃりながら、何か


他のことを考えておいでになる。目が見えなくなったのは


親のふしだらのせいだとか、生きていてもおもしろいだろうか


とか。私のひがみでございましょうか。相手の感じておいで


のことが、手に取るようにわかるのでございます。ところが


いつ承りましても、盤珪禅師様のお声には裏も表もござい


ません。八面玲瓏と申すのでございましょうか。」


盤珪禅師のように自分の言葉に裏表をなくすことは容易で


はありません。でも、人の喜びを自分の喜びとするように


相手との垣根をとっていくことが大事です。


人の喜びを己の喜びとし、人の悲しみを己の悲しみとする


それを「随喜の心」といいます。

  

４月から５月にかけて民生委員児童委員は、高齢者


実態調査を行います。担当地域に住んでいるひとり暮らし


暮らしの方全員と７５歳以上のご夫婦で生活している


家庭を調査します。浜松市からその調査リストをいただ


いて、そのリストを基にそこに住んでいられるか、健康


状態や、緊急連絡先、かかりつけの医院、介護認定


などについて聞き取り調査をします。もちろんその内容


については守秘義務があるので口外しません。


どの民生委員児童委員さんも約７０人ぐらいは調査


対象者がいると思います。この調査が一番大変な


仕事です。民生委員児童委員に対し、みなさんの


ご理解をお願いします。