菊の花が咲いています。聞くことはもっと大事です。

2018年06月30日




盆経で檀家をまわっていくと、檀家の方がいろいろ話をして


くれます。ゆっくり話を聞いていたいのですが、まわる予定が


決まっていますので、話の途中で申し訳ない気持ちで帰る


こともたびたびです。住職の仕事として、話を聞くということ


が大事です。どんなささいなことでも、相づちを打ちながら


相手の話を聞くこと、それが信頼されるもとになります。


時間の許す範囲で相手の話をじっくり聞くこと、こっちの


意見はあまり話さずに聞くことに重きをおいています。
  
タグ :聞く


Posted by zento at 22:17Comments(0)■日々好日私事

今日細江町の国民宿舎で新管長様の歓迎会に出席しました。

2018年06月29日



今日細江にあります国民宿舎奥浜名湖で、本山役職員の


新管長歓迎会がありまして出席しました。せっかくなので


安永祖堂新管長様と一緒に写真を撮らせていただきました。


とても気さくに話をされる方で、どなたにも丁寧に受け答えを


されます。午前中に本山で寺庭婦人の総会があり、そこで


管長様のお話がありました。家内が出席していましたので


その話の内容を教えてもらいました。管長様は、寺庭婦人


の皆様にこんな話をされました。


「自分はお寺のうまれではありません。花園大学に学んだとき


お寺の子弟と自分を比べたとき、どかか違うところがあると


思いました。お経をすべて暗記していたということではなく


何か違うなと感じていました。お寺に生まれて、お寺で育つ


ということが、知らず知らずに本人にすり込まれている。


お寺に住むということ、そういう環境を作っていただきたい」


寺庭夫人の役割というものを、わかりやすくお話いただきました。


お釈迦様は、対機説法といいまして、目の前にいる人に対して


お話をされました。職業が違えばその人にあった話、お年寄り


ならお年寄りにわかる話、女性なら女性にあう話とそれぞれ


その場その場にあった話をされました。管長様は、まさにその


対機説法が上手な人です。これから大いに世の中の迷える


人を救ってくださると思います。  


Posted by zento at 22:37Comments(0)■日々好日私事■仏教

涼しい、はだざわりのいいタオルケットを使っていますか。

2018年06月28日




寝苦しい日が続きます。暑さと湿気が原因で寝るときに


冷房をついついかけてしまいます。しかし、寝るという


とき冷房のスイッチを切ります。するとじきにジトッとした


暑さがやってきます。こんな時涼しい、肌触りのいいタオ


ルケットがあるといいなと思います。これからますます


暑い夜がやってきます。寝不足や熱中症対策に涼しく


感じる夜具があるといいですね。  


Posted by zento at 21:37Comments(0)■日々好日私事季節

7月の蔵泉院の予定です。写経会は7月22日になります。

2018年06月27日




7月の写経会は、お盆のため7月22日(日)午前8時30分


からです。お間違えのないようにお出かけください。


7月のお寺deヨガは、4日(水)と18日(水)午後7時30分


からです。どなたでも参加できます。参加費は千円です。


ヨガマットがない方でもお貸ししています。  


Posted by zento at 21:36Comments(0)お寺deヨガ写経会■日々好日

今日は67回目の誕生日です。

2018年06月25日




今日は67回目の誕生日です。特に変わったことはありません。


年をとっても失わないようにしたいものは、夢を追いかけると


いうことではないでしょうか。実現不可能かもしれない夢でも


心の底にずっと暖めていれば、いつかひょこっと現実になるか


もしれません。そんな当てにならないことを夢見ています。  
タグ :


Posted by zento at 21:32Comments(0)■日々好日私事

昨日、今日と鴨江アートセンターで浜松ヨガフェスタが開かれました。

2018年06月24日




今日はいいお天気になりました。昨日、今日と鴨江アートセンターで


浜松ヨガフェスタが行われました。私は法事で2日間とも行くことが


できませんでした。今年は、講師陣が充実しているようで、インド人


の先生もお招きして、年々盛り上がっているようです。鈴木慈子先生


とそのお弟子さん達が、智惠を出し合って企画しているとのこと、頭が


下がります。ヨガを楽しみ事は、もちろんですが、その精神を感じたり


ヨガによって人生を豊かにすることを学べるのは、このヨガフェスタの


いいところです。健康や美容にいいというところで止まってはいけま


せん。  


Posted by zento at 21:06Comments(0)■日々好日私事

本山の開山堂です。

2018年06月23日




先週から風邪をひいて咳が止まりません。お経をよむとき


咳き込むのでつらいです。もともと気管支が弱いので、


気管支炎を起こしているのでしょうか。


この体質は遺伝からきていると思います。母親の家系は、


喘息やアレルギーを持っている人が多いです。喘息もいい


薬が開発されているようで、昔のように喘息で亡くなるという


ことは少なくなったようです。  
タグ :喘息


Posted by zento at 21:35Comments(0)■日々好日私事

盆経で、檀家さんとお茶を飲みながらの話は、暑さを忘れるひとときです。

2018年06月22日




1年に1回の盆経ですが、檀家さんをまわって話をしますと


いろいろな変化に気がつきます。年をとったことや、家族が


増えたことや、家の中がかわってしまったり、中でも体のこと


が話題になります。病気を患っていることもあります。こっち


は相手の話を聞くことにしています。長い時間はとれません


が、話を聞くことが大事に思えます。住職として檀家さんの


生の話を聞くこと、これが盆経のありがたいことです。  


Posted by zento at 22:06Comments(0)■日々好日私事

暑い日は日陰がありがたいと、お地蔵さん。

2018年06月19日




長生きがあたりまえの時代ですが、健康に長生きしたいと


皆さん願っています。健康寿命という言葉もあります。市で


も少しでも健康を保つようにと、年配の方にロコモトレーニン


グをすすめています。健康というと、若い時のように体全体


が健康と考えてしまいます。90歳を越えて元気な人を見ると


他人の世話にならないから健康ですという人や、体は言う


ところがないんだけど耳が遠くて困っている人もある。目が


しょぼしょぼして新聞を読むのが面倒くさい人もいる。


一口に健康と言っても、皆さんそれぞれ悩みを抱えています。


人に頼らない心をしっかり持つこと、体のどこかが不自由に


なってもありがたいという感謝の心を忘れないこと、愚痴を


こぼさず、ありがたい、ありがたいとつぶやきましょう。

  
タグ :健康


Posted by zento at 20:18Comments(0)■日々好日私事

今日は朝から雨が降るなか盆経がはじまりました。

2018年06月18日



今日から盆経の檀家さんまわりが始まりました。朝から雨が


強く降っていました。雨が降っても出かけます。ありがたい


ことに檀家の方は、到着するとタオルを出してくれて、濡れた


衣を拭いてくださいと。感謝です。お経がすんで、お茶をよば


れながら、しばし世間話です。修行に行っている息子のことや


亡くなった母のことなどいろいろです。朝8時からでかけて午


前中に11軒まわってきました。  
タグ :お盆


Posted by zento at 20:59Comments(0)■日々好日私事

花は咲く 誰が見ていなくても 花のいのちの美しさのために

2018年06月17日




詩人高田敏子さんの詩です。


花は咲く  誰が見ていなくても  花の命の美しさのために


人間はどうだろうか。「随所に主となり立処皆真なり」という


禅語があります。与えられたその場、その時その時を一生


懸命尽くすこと。どんな境遇でも不満を漏らさずに精一杯


尽くしていく、誰を恨むことなく、誰に認められようと考えず


精一杯尽くしていくこと、その境涯に至れば、皆真なりとなる。  
タグ :高田敏子


Posted by zento at 21:23Comments(0)■日々好日■仏教

紫陽花がきれいですね。

2018年06月16日




明日は父の日です。父の日のプレゼントに何が一番かと


いいますと、子どもを褒められたことが親にとっては、何


よりのプレゼントです。


早稲田大学から息子に知らせがありました。


「早稲田大学文学研究科」から、2018年度文学研究科


紀要64輯の発行にあたり、貴殿の修士論文について


「優秀修士論文概要」として掲載することが、文学研究科


紀要編集委員会にて決定いたしました。


大学から大学院と6年間大学で勉強し、研究した結果が


報われました。
  


Posted by zento at 21:14Comments(0)■日々好日私事

花無心にして蝶を招く

2018年06月14日




良寛さんの詩に


花、無心にして蝶を招き


蝶、無心にして花を尋ぬ


花ひらくとき蝶来たり


蝶来たるとき花ひらく


われもまた人を知らず


人もまたわれを知らず


知らずして帝則に従う




花も蝶も無心のままに精一杯咲き、精一杯


舞っている。無心とは、自然のまま因縁の


法則のままに生き、生かされる。


人もまた、会うべくして会い、別れるべくして


別れる。因縁の法のままに生きるだけである。
  


Posted by zento at 21:27Comments(0)■日々好日季節

紫陽花がきれいに咲いています。中郡中学校で民生委員との懇談会がありました。

2018年06月13日




今日は中郡中学校で民生委員児童委員と学校との懇談会が


ありました。この会合は、18年目から続く懇談会です。今年は


教頭先生が新しく代わりましたので、初めて会う方もあるので


はないかと思います。学校の様子や生徒の様子など、学校側


と民生委員側と両方の意見交換をしました。学校が落ち着い


て授業ができ、楽しい中学校生活ができるように、民生委員


も陰ながら学校を応援しています。  
タグ :中郡中学校


Posted by zento at 22:15Comments(0)■日々好日私事季節

トランプ劇場一色です。

2018年06月12日




トランプ大統領の得意満面の笑顔がテレビで放映されて


います。思い通りの両首脳の会談だったのでしょう。


メディアも今日はトランプ劇場一色です。スポットライト


が当たることを望む大統領です。これから中身を詰め


ていくといいますが、「一将功成って万骨枯る」に終わ


らなければいいが。これからの非核化の進展がどうな


るかですね。次は安倍首相も北朝鮮に出向くことにな


るのかな。  


Posted by zento at 22:25Comments(0)■日々好日私事

ザクロの花が満開です。

2018年06月11日




来週からいよいよ檀家を一軒一軒まわる、お盆の


お経が始まります。昔からお施餓鬼と言っています。


梅雨に入り、雨も多く、蒸し暑い日が続きます。衣


を着て檀家さんをまわっていきますと、汗びっしょり


になります。その汗を吸った着物が冷たくなってき


ます。7月終わりまで続くので、体調に気をつける


ことと、熱中症に気をつけなければいけません。


和尚さんもつらいこの季節です。  
タグ :盆経


Posted by zento at 21:22Comments(0)■日々好日私事

「法演の四戒」の最後は、好語説き尽くすべからす、人必ずあなどる。

2018年06月09日




「法演の四戒」の四番目は、「好語説きつくすべからず。人必ず


あなどる」です。


好語説き尽くすべからず。褒めすぎないということです。自分の


思っていることをすべて言うものではない。あまりほめすぎると


うんざりして、「ああまたか」とばかり、安易に甘く受け止めて


しまうようになります。


昔から、説法するときは、「はじめしんみり、中おかしく、終わり


尊く」といわれています。  


Posted by zento at 21:43Comments(0)■日々好日■仏教

「法演の四戒」の第三は、規矩行い尽くすべからず。

2018年06月08日




法演の四戒の続きです。


3.「規矩 行い尽くすべからず。 規矩行い尽くさば、人必ず


之をわずらう」


規矩とは、規則の意味です。規矩行い尽くすとは、ものごとを


すべて規則一辺倒で処理する、いわゆる杓子定規に当たります。


あるいは、重箱の隅を楊枝でほじくるといいますが、些細なこと


まで干渉したり、詮索することです。


そんなことをされたら、人は必ずわずらわしくなってしまいます。


天竜寺の元管長様、関精拙老師は、「重箱のすみをつつくような


ことはするな。重箱はすりこぎでかきまわせ」とよくおっしゃってい


たそうです。私たちもこの言葉を心にきざみましょう。  


Posted by zento at 21:30Comments(0)■日々好日■仏教

方広寺派新管長安永祖堂老師です。

2018年06月07日




昨日の住職研修会で、新しい方広寺派管長安永祖堂老師の


講演がありました。五祖法演禅師の四戒についてお話され


ました。


11世紀末中国の宋の頃、五祖山に禅宗の高僧法演禅師が


住していました。弟子の仏鑑が舒州の太平寺の住職に任ぜ


られるにあたり、法演禅師は彼のために「人の師となるために


自分を律する四項目」を説きます。それが「法演の四戒」です。


1.「勢い使い尽くすべからず。勢い使いつくさば禍必ず至らん」


勢いは、すること、なすことすべてがとんとん拍子に運んでいる


ときです。そういうときは「調子に乗るな」と自戒することです。


「禍必ず至らん」と説いています。思い上がりやおごりの念が


髙いほど、自ら失脚の墓穴を深く掘っているのです。


2.「福、受け尽くすべからず。福受け尽くさば、縁必ず弧ならん」


福とは幸せのことです。福を独り占めにしてはいけません。福は


多くの縁のたまものです。手柄を立てたとき、その手柄を部下の


人とも分かち合いましょう。
  


Posted by zento at 21:47Comments(0)■日々好日■仏教

奥山

2018年06月06日




今日は本山の方広寺で住職研修会でした。講師の先生は


一般社団法人「お寺の未来」代表理事、井出悦郎さんです。


演題が「これからのお寺づくりを考える」です。大変示唆に


富んだ話をいただきました。時代の変化にともなって、お寺


のあり方も変わっていかざるをえません。これからのお寺に


求められること、安心のお寺10ヶ条は、ひとつの目安にな


りました。特に、お寺が提供する価値として、


1.まごころの弔い  受け手の視点に立ち、亡き人とのつな


がりを感じられる心のこもった丁寧な弔いの儀礼を執り行う。


2.充実したエンディングサポート  良き死を迎えるための


学びや支援の仕組みが整っている。


3.仏教の智惠に触れる祈り、体験の場  法話会、座禅会


写経会をはじめ、様々な法要や仏教体験が充実している


4.活発なお寺コミュニティー  年齢、性別、社会的立場を


こえて檀信徒や地域社会の人々が集い、様々なテーマで


活動し相互のご縁を深めている。


5.慈悲の社会福祉活動  困難な境遇にある人々や様々な


社会的課題に対し、未来志向で温かい支援の手を差し伸べ


ている。


蔵泉院の将来は、これら5つの項目を具体化していくこと、


すでに行っている活動を継続し、地域のためのお寺を


目指していきます。  


Posted by zento at 23:16Comments(0)