浜松市東区のお寺、蔵泉院です。畳に座ってお話ししたり、コンサートを楽しんだり、写経で心を落ち着けたり･･･そんな「蔵泉院ライフ」を提案します。

マンサクの花が満開になってきました。コロナウィルスが蔓延するか


どうか、ここ１，２週間が勝負ということで政府から大規模な集会は


控えるようにという通達が出ました。これから高校や中学校などの


卒業式があります。学校も苦慮していることでしょう。また、４月の


修学旅行のことを心配している中学校もあります。一刻も早く検査


キットができますように祈る次第です。今、世界中で研究されていると


思います。陽性かどうかわからないことが不安を増長しているからです。  

今日は花川運動公園の河津桜を見に行きました。花川運動公園


の駐車場に車を止めて、公園内の桜を楽しみました。桜の満開


時期は過ぎましたが、十分桜を楽しみました。





その後車を走らせて、花川小学校を過ぎると急に車が増えて


何かなと思ったら、きれいな桜並木が続いていました。大勢


見物の人も多くて、ここが花川の河津桜だと思いました。


桜並木が何キロも続いていて、伊豆に行かなくても十分桜を


楽しめる場所でした。臨時有料駐車場もたくさんありましたが


私は、車から楽しみました。
  

今日も法事がありましたが、自宅へ出かけていって、お経を全員で


唱え、お茶をいただいてから、お寺へ全員向かいます。お寺参りの


時には、始めお墓でお経をよみます。お線香をあげたら本堂に上が


って、自分のお位牌の前でお参りです。全員線香をあげたら、その


後、皆さんにお茶とお菓子を召し上がっていただきます。３分か５分


の短い時間ですが、お話をします。そのときそのときで違うのです


が、何か仏教にまつわる話をします。涅槃図がかかっているので


お釈迦様の亡くなられた時の話をします。遺教経というお経にか


かれている話を短くします。なるほどと思われるかどうかわかりま


せんが、聞いた人の反応をみています。食事の時にお説教の


話が話題になるときもありますのでこれからも続けていきます。
  

今日は民生委員児童委員の定例会でした。１期目の民生委員児童委員


さんも２ヶ月が過ぎ、だいぶ慣れてきたようです。まだ全員の顔と名前が


一致しません。定例会は９時１５分から始まり、１０時３０分頃終わります。


その後自主研修として、グループに分かれて話し合います。１期目の方


は、少人数の方が話しやすいのです。グループの中でわからないこと


は何でも先輩委員に質問してもらい、ざっくばらんに答えてもらうと理解


が早いです。４８人の大所帯ですから、６グループに分かれています。


民生委員児童委員の仕事は大変ですが、一人で背負うのではなく、


みんなでその大変さを分かち合っていけばなんとかなるでしょう。
  

ヨガの鈴木慈子先生がインドリシュケシへもう一度


行きたいと思っているのはよくわかります。


私も３０年前、平成元年に臨済宗青年層の会主催


の第３回動くゼミ「釈尊聖地を訪ねて」に参加して


インドを訪問しました。仏教の四大聖地であります


ルンビニー、ブッダガヤ、サールナート、クシナガラ


を巡りました。今思い出してもインドは広大で、砂埃


いっぱい、昼間は暑く夜になると寒い、日本とは


まるで違う気候でした。それでも釈尊は、この風土


の中で、悟りを開き、インドの北から東へとそして


西へと徒歩で旅しつつ、人々に仏教を説いていき


ました。仏跡に立つとその面影がしのばれて何とも


いえない清々しさを感じました。聖地には時代を


超え、２５００年前に戻ったような思いをもたせる


何かがあります。ヨガの聖地もきっと同じでしょう。
  

今日はお寺deヨガでした。鈴木慈子先生がインドのリシュケシ


から帰ってきました。インドのリシュケシは、ヒンズー教の聖地


でヨガ発祥の地といわれている町です。世界中からヨガを学ぶ


ために多くの人が来ている所です。鈴木慈子先生と仲間二人


は、リシュケシでヨガを学んで来ました。不安もいっぱいあった


と思いますが、憧れの地へ行くことができた喜びの方が強かっ


たのでしょう。満足感がたっぷりのとてもいい笑顔でした。  

昨日、春一番が吹いたとニュースで言っていました。春が



近づいているんですね。早くもツクシが顔をみせたといい


ます。コロナウィルスは、感染者が日本中で広がりをみせ


不安をあおっています。検査キットの開発が急がれます。


元気な人なら感染しても重症には至らないようです。


テレビのニュースにまどわれず、慌てずに、インフルエンザ


の予防と同じように、手洗いとうがいをして感染に気をつけ


ましょう。
  

蔵泉院の梅の木も花が咲いていました。日の当たらない場所


なので、花のつきが悪いのですが咲いています。河津桜も満


開に近い映像がテレビで流されていましたが、今年は植物も


おかしいと思いながら花を咲かせているんでしょうね。
  

今日はお釈迦様の亡くなられた日です。お釈迦様は８０歳で


した。当時の８０歳は大変ご長寿だったと思います。


鍛治屋のチュンダの家で供養された、食事に入っていた


キノコが中毒の原因となったようで、激しい腹痛に襲われ


たのです。痛みをこらえながら歩かれたのですが、クシナ


ガラまできた時、もはやこれ以上歩くことはできなくなり、


沙羅双樹の間に静かに右脇腹を下にして、お体を横た


えられました。弟子のアーナンダに「私の一生はここで


終わることになった。ご苦労だが皆にこのことを急いで


知らせてくれ」とおっしゃいました。急を聞いて多くの


お弟子が集まってきました。お医者様もみえられて診察


されるのですが、憂いに満ち、難しいとのことでした。


お弟子達は、すすり泣き、嘆き悲しむばかりでした。


お釈迦様はすすり泣く弟子達に最後の説法をなさるの


でした。「おまえ達には、あの川の流れの音が聞こえる


か。世の中のものは、すべて川の水のように休みなく


流れ去り、移り変わっているのだ。どんな人にも必ず


別れの時がくる。だから、悔いのない生き方をするには


せめて生きている間に、怠らず、努力し精進すること


以外にないぞ」と。
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