ちちははの忌をおこたりて働けどやすらぎたまへ良き子とはならむ
2019年10月10日
「ちちははの忌をおこたりて働けど やすらぎたまへ良き子とはならむ」
作家の吉川英治氏が若いとき、河内の有名な金剛寺に泊まった時
父母を偲んで詠んだ一首です。
(父母の年忌法要も怠って申し訳ありませんがお許しください。
一所懸命働いてよい子になります。どうぞご安心ください。)
吉川英治氏が若くて経済的に苦しい時、お年忌をしたくてもできず
親不孝をどうかお許しくださいと詠っています。
現在、残念ながらお年忌をしない家庭が増えてきました。経済の
こともあるかもしれませんが、親への感謝を思う気持ちが薄らい
でいるように思います。