今月の床の間には、中川球童老師の墨蹟を掛けました。
2022年05月02日
今月の床の間には、三島竜沢僧堂の中川球童老師の
墨跡を掛けました。球童老師は、中川宗淵老師の法嗣
になります。
独座大雄峰です。この句は、碧巌録第26則にあります。
あるとき、一人の僧が、百丈懐海禅師に「如何なるか
是れ奇特の事」と尋ねましたところ、百丈懐海禅師は
「独座大雄峰」と答えました。
「奇特」とは、優れている、すばらしい、尊い、ありがたい
というような意味です。
百丈懐海禅師が今、この大雄峰で独り座っていること
これ以上の奇特なことはないということです。
威風堂々、絶対境の境涯です。